下町のバラ


深川とバラというのはミスマッチみたいですが、かなり、あちこちで目にします。

といっても、立派なお屋敷の手入れされた庭じゃなく、

歩道に植えられて電信柱にからまってたり、

築30年以上だろうと思われるアパートの外壁を這ってたり、

小さな空き地で自由奔放に咲いてたり…、ってのが多いところが、やっぱ、下町ですね。

その中で、特に私が気に入ってるのは、これ。

永代橋の北側に「佐賀」(九州の佐賀に地形が似てるんだそうです。)という町があります。

隅田川の近くなんで、江戸時代は海運業で栄えてたんでしょうが(時代小説にもよく登場します。)、

その名残りか、今も倉庫がたくさんあります。

これは、そんな倉庫街の片隅にある、古い洋館(自転車やさんです。)のバラです。

去年、立派に咲いているこのバラに、初めて出会った時は大興奮!

そして今年も地まわりしてみたら、このように無造作に、見事に咲いていました。

(2003年5月17日)


深川のひとり花見

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